ところが いわかげにはいったとたん ひかりのこどもは どこかへ いってしまいました。 「かわいそうな はな ごめんなさい。 わたしたちは そこへ いけないわ」 いけないわ いけないわ・・・。 「どうして!」 うなだれるはなのそばで ふうまでもが しょんぼりしてしまいました。 「ぼくには なにも してあげられない。」 ふうは なみだを ながしました。 ふうの なみだは とまりません。